松露(しょうろ)

スポンサードリンク

松露とは

松露(しょうろ)とは担子菌門のイグチショウロ科に属するキノコの一種です。
しかし、キノコといってもその特徴の一つである傘や柄はなく、丸い団子状になっています。
形状が世界で有名なトリュフに似ていることから
「和製トリュフ」などと呼ぶ人もいるのですが、トリュフとは全くの別物です。
松露の香りはマツタケにも似た良い香りがし、肉はスポンジ状で歯触りはシャキシャキしています。
内部が未熟で白いほど歯ごたえもあり香りも高いことから良いとされ、
成熟が進み中が黄褐色を帯びてくると味も香りも落ちるので評価が下がってしまいます。

松露の旬

松露は夏の暑い時期以外の春・秋・冬に松林の砂地で摂れるという文献もあります。
旬は【春の松露】になるかと思います。
春の松露には、マツタケに似た香りが強く、シャキシャキした歯ごたえや、色もキレイなものが多いです。

松露の分布

松露はユーラシア・北アメリカ・アジアの東北部に分布しているとされていますが
日本では本州と四国、九州で自生の報告があります。
松露はキノコなので山に生えているイメージがありますが、
実は海側の小松付近などでも収穫ができるキノコです。

松露の食べ方

松露はマツタケに似た良い香りと良い歯触り、そして良いダシが出ることから
高級料理店では、お吸い物や茶わん蒸しの実として出されることが多いようです、
火に炙って砂糖醤油で頂いたりすき焼きの具、ホイル焼きなどでもおいしく頂けます。

 

松露の詳しいレシピを知りたい方はコチラを参考にして下さい!

幻のキノコ

松露は鮮度が落ちるスピードがとても速く、
収穫から4〜5日で良い香りが悪臭に代わり、
松露自体もどろどろとした状態になり食には適さなくなってしまいます。
最近では松林の環境不良や採取する人が激減してしまったこともあり
市場に出回る事が極わずかなため
【幻のキノコ】と呼ばれるようになりました。
近年では、松露の栽培の研究もなされていますが、
市場への安定した供給はまだ難しそうです。

関連ページ

天然舞茸/マイタケ
スーパーではお馴染みとなった舞茸ですが天然の舞茸は歯ごたえや風味が格別です。 その天然舞茸についてまとめたページです。
アミタケ/イクチ/シバタケ
アミタケの特徴や旬の時期、食べ方などアミタケの事についてまとめたページです。
マツタケ
マツタケについて旬の時期や分布、食べ方を紹介しています。また、マツタケについての注意点などもまとめてあります
サマツ
サマツというマツタケに似た別名バカマツタケについてのページです。サマツの特徴をはじめ旬の時期や食べ方についてまとめてあります。