蕨(わらび)

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蕨(わらび)とは

わらびとは、コバノイシカグマ科に属しているシダ植物の一種で
春頃から初夏にかけて取れる若芽を私たちはその若芽を「わらび」として食しています。

 

また、わらびの根っこの部分には澱粉が多く含まれていてわらび餅のもととなるわらび粉が作られます。

 

しかし、わらびには毒性があるため、生のまま食する事は出来ないので必ずアクを抜く必要があります。

わらびの旬

わらびは日本全国の広い範囲で自生し、地域によって旬の時期に開きがあります。

 

南方の温かい地域などでは、3月の中ごろから旬を迎え、
本州では4月中ごろからゴールデンウィークごろに旬を迎えます。
また、東北から以北では、6月頃から旬を迎えます。

わらびの分布

わらびは、日本の至る所の広い範囲で自生しています。

 

わらびは、日当たりの良い酸性土を好み、草原や谷地、原野などに自生しています。
山林などの道路脇や、山原の畑地周辺、田んぼの畦や里山など身近な所に自生していて気軽に摂ることができる山菜ですが
森林内ではあまり見ることができません。

 

わらびは、大きな集団で生えている事が多いようで、見付けるとその周辺に必ずと言っていいほど生えています。

わらびの食べ方

わらびは毒性があり、アクが強い山菜ですのでアク抜きが必ず必要となります。
わらびには、発がん性の指摘もありますが、アクの中に含まれる成分に含まれているので
アク抜きをしっかりすれば、全く問題は無いとされています。

 

わらびはアク抜きをしてから酢醤油やポン酢しょうゆで頂くのがメジャーですが、
からし味噌、酢味噌、はちみつ味噌、マヨネーズ味噌、からしマヨネーズ、わさびマヨネーズ、
醤油マヨネーズ、好みのドレッシングなど和えて頂くのもわりと美味しいです。

 

酢が多めの酢?油に、おろし生姜を入れても美味で
また、わらびを1本ずつ天麩羅に、または短く切ってかき揚げにして頂くのも良いです。

 

天麩羅にする際はアク抜きは不要とする説明もありますが、
アク抜きをしてから天麩羅にした方が苦味も和らぎます。

わらびの栄養素と効能

わらびには、体内の塩分を排出し、高血圧や動脈硬化の予防に効果のあるカリウムや、
腸内環境を整え、コレステロール値を下げるとされる食物繊維を含んでいますので
美容や生活習慣病の予防に効果が期待できます。

ワラビの発がん性、毒性について

わらびには発がん性物質であるプタキロサイドというものが含有されています。

 

また、大量出血症状や骨髄が次第に破壊され死に至る、強い毒性によるわらび中毒も懸念されています。

 

しかし、十分にアク抜きをすることにより、これらの成分は分解されてしまい安全に食する事ができますので
必ずアク抜きをしてから食すようにしましょう。

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