みず(ウワバミソウ/赤みず/かたは/ミズナ/みずブキ)

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みず(ウワバミソウ/赤みず/かたは/ミズナ/みずブキ)とは

みず(ウワバミソウ/赤みず/かたは/ミズナ/みずブキ)は
イラクサ科の多年草で和名がウワバミソウと言います。

 

地域等によって様々な呼び方があり、
みずウワバミソウ、赤みず、かたは、ミズナ、みずブキ…などと呼ばれ沢山の名前を持つ山菜です。

 

蛇の出そうな場所に好んで生えるという意味からウワバミソウ(蟒蛇草)と呼ばれ、

 

茎が柔らかで水分が多いことから、ミズナと呼ばれているのだそうです。
(京都等の関西圏では水菜を思い浮かべるかもしれませんが…)

 

他にも、この みずの葉は、左右対象ではなく偏った形をしていることから
カタハと呼ばれる地域もあります。
また、茎の根本が赤い特徴を持っていることから赤みずと言われていて、
根本まで緑色したヤマトキホコリというものもありますが、種が違います。
みずはシャキシャキとした歯ごたえがあり、少しぬめり気がありますが
全体にクセが無いので調理方法も多様なので人気が高い山菜のひとつです。。

 

このウワバミソウは春〜秋まで広く楽しめるのですが、
秋ごろになると茎に肉芽という団子状のコブが出来ます。
そのコブが自然に落ちて来年目をだす要は種にあたる部分で、
その部分を好んで食するかたもいらっしゃいますが
クセが強いのでクキのみ食する人が多いようです。

みずの旬の時期

地域や生育環境により、また、色々な文献で旬とされる時期に多少のズレがあるようですが、
総合すると5月辺りから9月、10月頃まで楽しめるようです。

 

みずの出がけの時期は茎も柔らかく、薄皮を剥かなくても柔らかくいただけますが、
時期が遅くなると茎が少し硬くなりますので、フキのスジを取るように
薄皮を一皮むくと口に残りにくく、食べることができます。

みずの分布

みずは、北海道から本州、四国、九州の広い範囲で分布していて
渓流沿いの湿った場所を好み、群生しています。
水気の多い沢でもよく見かけます。

みずの食べ方

みずは、春先の若茎は柔らかいので皮をむく必要はありませんが、
夏辺りからは一皮むいた方がスジが口に残らないので
一度茹でたあと皮をむくと良いでしょう。

 

炊き合わせや茹であがったみずの茎をポリ袋に入れ、
その中に塩昆布を入れ揉みこむだけで
即席の漬物ができます。

 

また、若い芽を吹いたばかりのウワバミソウは天ぷらやお浸しで食べるのも良いですし
厚揚げやニンジンと一緒に炊き合わせるのは定番です。

 

豚肉や牛肉などのお肉と一緒に炒めて、焼肉のタレで味付けしても美味しいですし、
お弁当にもぴったりです。

 

はちみつ味噌やニンニク醤油につけ込んでもおいしくいただけます。

 

肉芽が好きな人は茹でた肉芽を醤油漬けにしてお酒やご飯の友として

 

下処理が簡単で、料理のバリエーションも、とても豊富です。

 

みずのレシピを詳しく知りたい方はコチラを参照して下さい!

みずの栄養素と効能

みずのヌメリには、ムチンという成分が含まれていて胃腸保護や肝臓強化に期待が持てます。

 

また、みずにとても豊富に含まれているビタミンCには抗酸化作用があり、風邪やガンを予防する作用があります。

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