セリ

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セリとは

セリはセリ科の多年草で、白根草という別名を持つ山菜です。

 

セリは日本の各地にじせいしており
独特の香りを持っていて
春の七草のひとつとしても有名です。

 

セリの名前の由来は
その生え方がまるで競り合っているように群生している事から
この名が付いたとされています。

 

古くは万葉集や古事記などに食用として記されており
奈良時代には既に食されていたと考えられています。

 

最近では、セリは養液栽培されたものが
通年にわたり店先に並んでいますので
いつでも手にすることができますが
天然のセリと比べると
葉の大きさは小さく、香りの強さは劣ります。

セリの旬の時期

セリは養液によって栽培されているため
店先では一年を通して手に入るのですが
春の七草の時期によくセールされているので
12月〜1月の半ばまで店頭の野菜コーナーで
大々的に見る事ができますが
天然ものせりは地域差はありますが
春先から初夏まで収穫が楽しめます。

セリの分布

セリは日本の各地に自生していて
湿地を好んで生えいています。

 

あぜ道や水辺によく見られ
セリの茎は泥の中や表面を横に這うように
また、高さは30センチ程度にまで伸びます。

 

 

世界では北半球一体と広く自生していて
南半球ではオーストラリアで広く分布しているようです。

セリの食べ方

セリは春の七草粥の具材として有名ですが
お粥の具材以外にも
味噌汁やお吸い物などの汁物や
茶わん蒸しなどの浮き身としても
良く使われています。

 

天然ものは香りが良く、強いので
お浸しにしても春の味と香りを楽しむ事ができます。
取り立ての新鮮なセリですと
綺麗に洗ったセリを食べやすい大きさに切ってザルにとり
その上から熱湯を回しかけるだけで簡単にお浸しができます。
緑も鮮やかでシャキシャキととてもおいしい一品になります。

 

また、卵とじにしても風味がありとてもおいしく頂けます

 

沢山ある場合は
セリを綺麗に洗って
水分をよくふいてから
みじん切りや使いやすい大きさに刻んで
ポリ袋にいれ冷凍保存します。

 

汁物の浮き身や冷奴などの薬味として使用します。

セリの栄養素と効能

セリは古くから生薬として用いられるほど身体に良いとされている植物で

 

ビラジンという肝機能の強化や血液の凝固を予防し血栓ができるのを防いでくれる成分が含まれています。
セリ独特の香りにはオイゲノームという鎮静効果があるとされる成分がふくまれています。
また、その他にも食物繊維やβカロテン、ビタミン、ミネラルなどといった栄養成分も多く含まれているので
生活習慣病予防にも効果が期待できます。

セリと毒ゼリ

天然に自生しているセリを採る場合
注意しなくてはならない事があります。

 

それはセリとよく似た毒ゼリの存在です。

 

この毒ゼリ
別名オオゼリとも言い
トリカブトクウツギと並んで
日本三大有毒植物の一つとされていて
ヒトが5g以上摂取すると死に至ることもあるとされていますので
注意が必要です。

 

セリと毒ゼリはよく似ているうえ
自生してる環境も似ているので
間違えて採って食べて中毒をおこすケースも
年々増えてきているようです。

 

毒ゼリの特徴としては
セリのような独特な香りはなく
地下茎がありその地下茎は
太くて、タケノコ状のフシがあり
横に這うように生えていません。

 

このことを踏まえて食用のセリと
区別できると言えますが

 

自生のセリを知らない場合や自信が無い場合
よくわからない場合は摂ってこない方が無難です!!
また、山菜の摂取や食する事に関しては自己責任でお願い致します
m(_"_)m

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