アミタケ/イクチ/シバタケ

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アミタケとは

アミタケとは、イグチ科ヌメリイグチ属のキノコで
黄褐色からオレンジ系若しくは赤みを帯びた黄褐色をしたキノコです.。
地域によってイクチやイグチ、シバタケなどと呼ばれています。

 

傘の直径は4〜10cm程度になり、
ヌメリ気がみられ加熱すると赤紫色に変色します。

 

マツタケと同じく松林に発生するので
マツタケ狩りをする人はこのアミタケを目安にするとも言われています。

 

アミタケは全国のいたる所で食用とされ有名なキノコですが
毒を持つチチアワタケと似ているので注意が必要です。

アミタケの旬の時期

アミタケは、春の遅い時期初夏あたりと、秋に発生します。

 

秋にはマツタケの生える1〜2週間前にこのアミタケが発生する事から
マツタケ狩りの目安にもなります。

アミタケの分布

アミタケは、北半球に生息していますが、
アメリカ大陸での生息は報告されていません。

 

日本では北は北海道から南は沖縄まで
全国各地、幅広くに分布しています。

アミタケの食べ方

アミタケは、すまし汁や味噌汁などの実に使用される事が定番となっているようですが、
おろし大根に茹でたアミタケをまぜ、酢?油もしくはポン酢で和えても美味しく頂けます。

 

また、煮物や鍋料理の具材としても美味しく頂けます。

 

アミタケはヌメリがあり、歯切れの良いキノコです。

アミタケの注意点

アミタケは、チチアワタケと似ています。

 

発生環境も共通しているので混同される事が多いようですが
このチチアワタケは加熱しても赤紫色には変色しない事と
傘の裏面の管孔がアミタケに比べて小さくて丸い所
乳状の白い液体が出る事
がアミタケとの相違点となります。

 

一昔前まではイグチ科のキノコには毒キノコは無いという
人もいたようですが
イグチ科様のキノコで中毒をおこす人も少なくなかったようです。

 

現在ではイグチ科のキノコでも有毒のきのこは存在しますので
気を付けたいものです。

 

また、チチアワタケは食用可となっている図鑑などもあり
実際にレシピや食しているという報告などもあるようですが
食用可と記しているものにも
「消化が良くないため沢山食べるとお腹を壊す」という注意書きがあったり
「傘部分には毒がある」とか
「生えている土地の環境や産地によって毒性が異なる」
などと掲載されていたりもします。

 

「毒キノコ」として分類して掲載しているものもあり

 

チチアワタケの毒性に関しては様々な見解があるようです。

 

チチアワタケを食べても大丈夫な人もいたり
中毒症状も比較的軽微だという人もいるようですが
各自治体などのホームページなどには
『毒キノコ』として紹介されていたり
『食する事を控えるように』と呼びかけられていたりするので
できれば食用は控えた方がよさそうです。

 

※よく分からない、自信が無いキノコは採取しない方が無難です。

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