山菜について

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タラの芽とは

タラの芽とはウコギ科の落葉低木の新芽の事をいいます。

 

タラノ木は高さ2m〜4m程度に成長しますが
あまり枝分かれはせずにまっすぐに伸び多くのトゲを有し
芽にも小さなトゲがあります。

 

葉は木の先端部のみに集中します。

 

タラの芽はほのかな苦味とモチモチとした食感が人気の山菜で
『山菜の王様』とも言われています。

タラの芽の旬の時期

タラの芽は日本の各地に自生しており
地域によって旬の時期の差はありますが
里に咲く桜が八分咲き程度になった頃に
タラの芽の旬を迎える目安となるようです。

 

一般的にタラの芽は4月〜6月上旬頃がシーズンといえるでしょう。

タラの芽の分布

タラノ木は東アジアと日本に分布しており
日当たりの良い場所を好み
山林や林道脇などに自生します。

 

自生する力がとても強く樹木の伐採跡地にいち早く顔をだし
とても早く成長する木の一つです。

タラの芽の食べ方

タラの芽は山菜が持つ独特のほろ苦さと
香りがあるので天ぷらが一般的な食べ方ですが
塩ゆでにしてポン酢やピーナッツ和えや
バターで炒めるという食べ方もあります。

 

湯がいたタラの芽をニンニクとオリーブオイルで炒めて
パスタの具材としても美味しくいただけます。

タラの芽の栄養素と効能

タラの芽には体内の塩分を排出してくれる
カリウムが多く含まれているので高血圧予防に期待ができます。

 

また、βカロテンやマグネシウム、鉄、リンなどといったミネラルも
多く含まれているので貧血予防にも効果が期待できそうです。

タラの芽の注意点

ウルシの芽と非常に良く似ているので
間違えて食するという事があるようです。

 

ウルシは「食べられる」とする文献などもありますが
アレルギー反応が出る場合もありますので
食しない方が賢明と思われます。

 

ウルシとタラの芽を見分ける目安として
トゲのある木がタラの木、トゲが無いのがウルシノ木と
一般的にいわれていますが
自生しているタラノキにもトゲがない種類もあります。

 

分からない場合や自信が無いものは採らないのが鉄則です!

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